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入園について

保育内容(Q1~Q27)

Q1:自然の教育を大切にする幼稚園と聞きましたが?

A:人間も自然界に存在する動物の一種です。お母さんのお腹のなかで動物進化の歴史を経た子どもたちが、人生の歩みを進めていく過程では、人間として自然経験をし直すことが必要です。自然との関わりで、心や体の発達、自然との協調を気づき学びます。

Q2:子どもの言うことを聞いてくれる幼稚園と聞いたんですけど?

A:子どもの想いや意見を受け止めることから始まる保育をすすめています。でも、子どもの言いなりと誤解しないでください。子どもや子どもたちの「発達したい気持ち」を汲みとることです。

Q3:遊び放題なんですか?

A:子どもの生活は、「遊び」を中心に構成されているのが常識です。そして子どもにとって遊びとは、目的であり手段でもあります。教師がいるわけですから、調整をします。し放題、放任とは意味が異なります。遊びを通しての指導が行われています。

Q4:一人っ子で遊びの経験がないんですけど?

A:幼児の遊びの基礎条件は、時間と場所、そして友だちです。一人遊びから順番に発展していきます。ご心配なさらずに、まずはそうした遊びを保障する環境にお子さんを入れることではないですか?そして、年齢なりの刺激をまわりから貰うことです。応援します。

Q5:室内での遊びや活動はあるんですか?

A:当然あります。でも雨や極端な寒暖の差がないかぎり、まずは外です。四季の自然を感じられるようにすることから始まります。室内遊びは家庭でできる可能性があります。

Q6:みんなでやることはあるんですか?

A:自由な場面から子どもが遊びを発展させることは、とっても大切ですが、大人たちが伝えたい文化の伝達や、みんなで考え、相談していく「社会性を育てるプログラム」は絶対に必要です。一人や数人から始まって、段々、みんなや「なかま」との時間が増えます。

Q7:「しつけ」はしていただけるのでしょうか?

A:「三つ子の魂百まで!」の諺がありますが、しつけは3才ごろまでに家庭ですべきことです。その基本は美しい心と体(身)です。園ではしつけとしてではなく「身辺自立」のプログラムとして、本人が自覚していけるようにしています。

Q8:喧嘩はさせてもらえるんですか?

A:自己主張のぶつかり合いが喧嘩です。ことばや表現が稚拙な幼児期には特に必要なことです。堂々と表でやれる子になってほしいです。裏にまわると、いじめやいじわるにも繋がっていきますので表化を心がけています。喧嘩ができない子が増えています。

Q9:いじめに対処していただけるのですか?

A:はい当然です。子どもたちに力をつけるなかで改善していきますので時間がかかる場合もあります。根本は、大人たちの反映としての子ども世界ですので、競争といじめの社会構造を無くしていただきたいですね。

Q10:登園拒否になったらどうしたらいいんですか?

A:お子さんが、なんでも大人の言うことをハイ!と答えることが正しいことでしょうか。イエスとノーは、同等の価値を持っています。お子さんが気持ちを素直に表現できることが大切です。そこから、おのずと解決の道が開かれていきます。

Q11:病弱な子なんですけど?

A:お子さんの健康問題でケースによっては、親御さんと医師の話し合いが可能であるだけでなく、園も医師への直接相談が可能であることが必要な場合があります。その場合、医療が優先か教育が優先かを親御さんが決めることになります。園は共生的な指導が可能と判断すれば入園受け入れとなります。

Q12:馬に乗れる幼稚園と聞いたんですけど?

A:確かに乗れます。でも、乗るためだけにいるのではありません。人間とは異なる「いのち」、子どもの顔色を見ない「いのち」、情愛が湧いてくる「いのち」、自然界の「いのち」を園生活の「なかま」としてともに生きるためです。当然、飼育活動として「お世話」をします。

Q13:園外保育をよくやると聞いたのですが?

A:行います。地域は園庭なりと思っています。地域の四季を保育のなかに取り入れることは、気分転換にもなり、とても大切なことです。交通安全指導の機会としても大切です。

Q14:文字の指導はどうされているのですか?

A:ワークブックやフラッシュ、板書は行いません。ことばの獲得期であり使用してみる時期の子に、ひとつひとつのことばの使用法を気づかせたり、語彙が豊かになるよう園生活のなかで心がけています。人の話を聞くことや自分の想いや意見を言ってみることも大切ですね。

Q15:数の指導はどうされていますか?

A:数認識を育てるのに、まず、生活実感を持ってもらうことを心がけています。半分やひとつを大切にしています。数概念を理解するなかで、具体的な数認識を広げていきます。

Q16:英語指導はしないのですか?

A:言語獲得期の子どもには、第一言語である日本語を生活や文化の実感を重ねながら習得させることを優先しています。思春期を通過できる言語としての日本語を大切にします。結果、幼児期の英語教育やバイリンガル育成は行いません。

Q17:鍵盤ハーモニカや鼓笛の指導はないのですか?

A:からだの発達は背骨や腰などの体幹部分からです。指先まで発達が到達しない段階での指導は危険です。詰め物で音を出なくする指導が有ると聞きますが、人権侵害です。

Q18:和太鼓をやっていると聞きました。

A:体幹部分の次の発達は足や腕です。子どもたちが体の底からリズムを発し、自分のリズムをつくってほしいとの願いから、秋に向かって市民まつりで取り組みます。

Q19:モンテッソリーやシュタイナーの教育はやらないのですか?

A:教育思想家から学ぶことはとても大切なことです。近代以降の教育では「エミール」で有名なルソーを始めとした著名な思想家および実践家が、洋の東西を問わず多数、輩出しています。鵜呑みにして追随するのではなく、時代背景なども踏まえた学ぶ姿勢を大切にしています。

Q20:宗教は、あるのですか?

A:思想信条などの「内心の自由」は、子どもであっても保障されるべき基本的なものと考えています。宗教はその典型です。多様な宗教者の方との交流はしますが、当園は宗教園ではありませんのでクリスマス会などの宗教的要素のある行事を安易には行いません。

Q21:スイミングスクールにいかなくても大丈夫な幼稚園と聞いたんですけど?

A:水遊びや砂泥遊びなどを経た子が段々と衣服の着脱にも慣れたなかで、FRPプールでの水指導を経て「水で死なない」ことを学びます。その結果、年長の夏には泳ぎの入り口に到達します。希望制の水泳教室もあります。

Q22:コーナー保育や縦割り保育はしないのですか?

A:コーナーは行いますが縦割りは行いません。尚、保育の形態は弾力的に考えています。教師にとっての必要性や子どもたちの興味や欲求によっても変わります。しかし、大切なことは子どもたちの遊びの発展や人間関係から、自然に形態変化がおこるのが自然かと思います。

Q23:学級編成は年齢別ですか?それとも他の形ですか?

A:平成20年から異年齢での学級編成を実施しています。発達の普遍性や方向性、順序性、連続性を踏まえて、心とコミュニケーションを重視した学級運営をすすめています。年齢別概念から脱却して、子ども文化を子どもたちがつくる学級や幼稚園を目指しています。

Q24:異年齢保育と縦割り保育は違うのですか?

A:学年や年齢での秩序を前提にしていれば縦割りですね。年長なんだから…とか、年長のくせに…などの発想から解放されることがなしでは、異年齢保育にはなりきれません。3才の子どもでも5才の子を批判することが正当な人間としてのコミュニケーションだと見守れる保育者や親が必要ですね。

Q25:小学校のためのお勉強はしなくても大丈夫なんでしょうか?

A:充分やっています。遊びのなかから学んでいます。生まれてから、ゆっくり、じっくり、たっぷり、乳児から幼児への発達を経るなかで、人が人間になる進化を続けてきました。社会性も幼稚園で学びます。そして学童になっていきます。
乳児、幼児の時代を先走りしても、学童期や思春期、青年期でつまずくもとをつくるだけではないでしょうか。大人になった時、かすかに記憶に残る幼稚園時代であってほしいと願っています。

Q26:お子さんたちの名前を呼び捨てにしているようですが?

A:はい、そういう場合も多々ありますね。「ちゃん」や「くん」、愛称もありますが、お互いの関係やその場の状況にもよって多様な呼び方をしています。教師も愛称で呼ばれたり職名で呼ばれたりといろいろですね。生活のなかでお互いが知り合い理解しあうなかでは自然なことだと思っています。

Q27:子どもを叱ってもらえるのでしょうか?

A:はい叱ります。叱りも誉めも同等に必要ですからね。お子さんが自分でやろうとする気持ちを誉めることが一番ですね。自分の気持ちに素直になれない時には叱ることもあるかと思います。大人が頭にきたから叱るというのは違いますよね。「人類の文化」を伝えるために誉めたり叱ったりが必要なんですよね。

環境および施設、安全(Q31~Q43)

Q31:地域に自然がある幼稚園のようですが?

A:はい、地域環境が優れています。目の前は大庭城址公園で第二園庭になっています。他にも、引地川親水公園や小さな公園も無数にあり、自然にあふれる谷戸も多くあります。地域は第二第三の園庭と考え、子どもたちと出掛けます。

Q32:園庭にも自然があると聞いたんですが?

A:園庭面積が大きいので、子どもたちは自然にかけっこをします。園庭は季節の保育「ねらい」に合わせて「環境」を設定しています。季節の花木や果樹が彩りを増します。

Q33:園庭が芝生でなく土なのはどうしてですか?

A:園庭は、子どもたちの積極的関わりによって変化再生していく場所です。芝生では管理中心になって、子どもが変化させる遊びができません。アスファルトは、足の発達に危険が伴います。

Q34:大きい砂山はどこにあるんですか?

A:毎年4月と9月、園庭に登場します。砂場では遊べない現代の子どもたちのための設定です。子どもたちが馴染んだ頃には、丘になってしまいます。遊び込んだ証拠でしょうか。

Q35:立派な「総合遊具」は買っていただけないのですか?

A:総合遊具はなんとなく遊ぶ道具です。ひとつひとつの遊具に集中して遊ぶことが先決です。なんとなく遊具に遊ばされていると、怪我のもとになります。目的をもって遊べる子になってほしいですね。

Q36:遊びを自分で見つけられなければ子どもじゃないと聞いたことがあるんですけど?

A:「遊び」を辞典類で引くと、いろいろな意味があります。園児も最初はすべり台などの固定遊具に反応しますが、慣れてくると、応用した遊びが生まれ、遊具や道具もつくりだしてしまうのが子どもではないでしょうか。子どもは、遊びの王様です。

Q37:ミニ牧場があると聞いたんですが?

A:現在、再建準備中です。先代の馬が亡くなって取り壊しが行われました。動物たちは、仮小屋住まいをしています。新しい時代に合った、馬や山羊、鳥類やうさぎなどの、住家をつくろうと基金を募集中です。

Q38:子どもの怪我は大丈夫なんでしょうか?

A:成長の過程で、怪我も経験として必要な部分もありますが、繰り返されたりすることがないように、しなやかな体づくりに心がけています。

Q39:大地震が起きても大丈夫なんでしょうか?

A:新しい耐震基準で、さらに基礎部分に強度を増して建築された有数の園舎です。防災訓練も定期的に実施しています。側の大庭城址公園は、広域避難場所でもあります。

Q40:交通事故の心配はないのでしょうか?

A:交通安全指導は開園以来、厳しい基準で進めています。園外保育時や自転車指導時、園バス運行時にも適切なタイミングでの指導を行っています。でも基本は、親御さんが日常で交通ルールを守ることではないでしょうか。

Q41:園バスの安全は大丈夫なんでしょうか?

A:業界や国交省基準ではつけないのが常識のシートベルトやチャイルドシートも装着しています。乗降場所も他交通や安全に配慮した場所を選定するようにしています。

Q42:変質者などから我が子を守ってもらえるのでしょうか?

A:いろいろなシステムと方法を用いて園児の安全を検討および実施しています。大人たちが社会不安を拡大しているなかで、最終的には、私たち職員が体を張って守ることだと考えています。

Q43:職員や父母が門などで名札プレートを下げていないのはどうしてですか?

A:知らない人どうしで交流会を行う時には名札プレートも必要でしょうが、お子さん引取り時にお互いの顔も覚えられないような園運営を行っておりませんので必要がありません。むしろ、道路上で名札を公開している大人たちの方が危険ではないでしょうか?

お弁当のこと(Q51~Q57)

Q51:どうしてお弁当なのですか?

A:食事の量や嗜好、その日の体調やそれまでの家庭での食習慣、文化などによって、個人差が激しいのが幼児の現実です。そうした一人ひとりの子どもに、丁寧に対応できるのは、それまで育ててきた人ではないでしょうか。

Q52:どうして給食はないのですか?

A:一人ひとりに対応した給食をつくるのには、多大な経費と施設が必要になります。親御さんにそこまでの負担をしていただくのには無理があります。

Q53:仕出し屋さんのお弁当でも無理ですか?

A:一食200円代のお弁当には無理がありすぎます。数字的な栄養管理はできても、嗜好のマンネリ化、個人への配慮、食べ残しなどをどうしますか。

Q54:週一回希望での仕出し屋さん弁当でも?

A:家庭からのお弁当と子どもたちが集まって、食事の輪をつくります。お弁当を通して個性の集合として学級の和もつくられていきます。家族の暖かさや思いが集まる集団に仕出し弁当は異質です。畑で採れた野菜などを使って、子どもたちと教師でつくることもあります。

Q55:コンビニ弁当を持たせては?

A:家庭の味が基本ですが、事情がある場合はやむを得ないですね。でも、包装や見た目、量がそのままでは無神経です。知恵を使いましょう。相談に乗りますよ。

Q56:お弁当をつくったことがないんですけど?

A:大丈夫です。先輩お母さんがいっぱいいますので、知恵と工夫をお教えできます。手抜き法も?参考本も市販されていますが……とにかく、楽しくつくることです。

Q57:食が細い子なんですけど?

A:ゆっくり、しっかりと噛んで食べるようにするなかで改善していきます。好き嫌いや食事中の落ち着きなど、じっくりと変化していければ良いことです。食文化が大切です。

子育てについて

健康・生活(Q1~Q7)

Q1:子どもの面倒をみるのに追われて…、「子育ての喜び」ってあるんですか?

A:感じ方に個人差はありますが、人間は「頭脳」や「心」があるので当然に感じられます。でも気付く余裕がない傾向にあるようです。子育ての喜びは大変さのなかにある場合が多いので、共感的に一緒に子どもと歩むなかで「いとおしさ」が生まれてくると実感し始めるようです。

Q2:生まれて3ヶ月たったんですけど、首すわりができません!

A:小児科で精神発達に詳しい先生に診察してもらってください。腰の座りやハイハイ、直立歩行、発語、二語文ぐらいまでの期間、継続観察が必要かもしれません。でも、親御さんの関わりで明確に改善できると思います。尚、医師が見つけられない場合はご紹介します。

Q3:歩かせないと進歩しないって本当ですか?

A:足は第2の頭脳とも言われています。最近の子ども(大人も)は、便利さに慣れて足腰のねばりがなくなってきましたね。お子さんが歩き出したときの喜びを思い出してみてください。歩くことによって、興味や視野を広げていきます。赤ちゃんから8才ぐらいまでの間に、きちんと歩けるお子さんにしてあげてください。

Q4:おねしょが直せないんですが?

A:排泄の「したい」気持ちと定時でトイレにいく習慣を、オムツ外しのトレーニングから順番に行っていくと容易だったと思われます。おねしょにもタイプがありますので、夕食後の飲み物をコントロールしたり、起こしてトイレにいかせるなど方法が考えられます。尚、膀胱が小さかったりということが考えられる場合などは小児科医の受診も検討してください。

Q5:3才になった男子ですが、オムツがとれないんです。

A:オムツは、直立歩行が安定しだした時期にあせらずトレーニングをしていくことですが、失敗される方が増えてきましたね。布オムツの時代には歩きにくさを感じ始めるとお子さん自体が外したがってくれました。経験ある方の知恵も借りて、キチンととりましょう。

Q6:アトピーが幼児になったら広がっちゃったんですけど?

A:アレルギーの一種として、アトピーにも原因があってのことかと思います。乳児期に医師の指導を受けながら、心にストレスを溜めさせない適度な運動と、常に体を清潔に保つ努力をしていただけましたでしょうか?幼児期の対応も基本は同じですが、本人まかせ他人まかせにする方がいます。親御さんが日常的に目を掛けることが重要です。

Q7:3才になった女の子です。よく転ぶんですけど?

A:お子さんの足先が外側を向いていませんか。オムツを外さないでいたり、歩く生活が不足していると生まれた時のようなままの足向きの子どもが最近いますね。健診などでも指摘をされないで後になって気づく場合が出てきていますね。

・友だち(Q11~Q15)

Q11:近くに同年齢の子がいなくて…

A:公民館などで子育て講座や子育てサークルが結成されています。行政機関の支援も期待できますのでうまく利用されることをお勧めします。尚、子どもが年齢なりに感じて振る舞いができるところが良いですね。そして甘えたくなったら戻れるお母さんでいてあげてくださいね。

Q12:三輪車を買わないで、バー付き自転車にしたんですけど?

A:よちよち歩きの子には手押し車、歩きが安定したら三輪車、走ったりできるようになったら二輪車(自転車)かと思います。発達は順序性があり、途中でカットすれば怪我などのリスクが発生します。大人が関わりを強めれば安全は保障されるかもしれませんが、メンタルな発達が難しくなります。慌てず、ゆっくり、じっくり、たっぷりとした発達を親子で堪能することではないでしょうか。

Q13:三輪車ってそんなに大切なんですか?

A:お子さんは足先が開いて生まれてきたはずです。それが成長する過程で体を使うことによってバランス良い発達になっていきます。乳児での三輪車は手と足の連動性や力強さなどが育つだけでなく背筋や腹筋までもが鍛えられます。自転車での転倒やハンドルのふらつきなどの原因に、三輪車経験の不足を感じることがあります。

Q14:熱中症が嫌で室内で遊ばせたら、外遊びを嫌がるようになっちゃったんです。

A:そうですね、最近の気候では親御さんが不安になられるのもやむを得ませんね。天候が安定してくるタイミングや朝夕、そして木陰探しなどもしながら外の楽しさに誘ってみましょう。10才までは体を動かすなかで毛穴が増えたりしながら新陳代謝能力を形成していきます。夏に汗をかくことは、冬の風邪対策にもつながります。

Q15:2才5ヶ月の女児です。言うことを聞かないんです。腹が立つんですけど。

A:そうですね。わからんちきの極みでしょうかね。自我の芽生える時期です。やってみる、言ってみる、泣いてみる、大人を試してみるなど、大人が嫌がることをしてくれる時期、つまり発達の萌芽期です。大人に根気が必要ですね。お母さんに友だちが一番必要な時期でしょうかね。なんでも話せる友だちをつくりましょう。

習いごと(Q21~Q24)

Q21:スイミングに通わせたいのですがやりたがりません。

A:2才までのお風呂や水での遊び、幼児期の水遊びからプールに発展していく過程で、水に親しむ生活が充分にあったのでしょうか?適切な指導ができる幼稚園などがあれば大丈夫です。「親しむ」や「いのち」、「共存」が実感できる指導はスイミングクラブでは無理です。卒園後のスイミング入会で充分かとおもわれます。

Q22:泳げないと小学校中学校で困るって本当ですか?

A:「個性」尊重と「絶対評価」の教育体系では、やりたくないで指導を回避することも可能かと思います。でも、できないことは事実ですので教師評価が良くないことは当然かと思います。小学校高学年になっての習得は、本人にとっては大変なことですね。

Q23:来年は小学校なので文字を教えた方が良いのでしょうか?

A:教えた方が良い場合の子とは、幼児期に手や体をたっぷりと使って遊んだりができなかった子や身近な生活を自らの力で過ごしてみる経験が不足気味の子、絵本との豊かな出会いが保障されなかった子、などの知能と手先、情緒の発達が充分でない子には教えた方がよろしいのではないでしょうか。

Q24:2才から遊びの英語教室に行かせたのですが?

A:お子さんの1日の生活の流れの言語とその「英語」が繋がっていますか。そして普段の遊びと繋がっていますか?第一言語としての両親の日本語がその子の認識を育てています。両親の母国語で物事が考えられるようにしてあげることが先決ではないでしょうか。

保育園・幼稚園・学校他(Q31~Q39)

Q31:幼稚園と保育園って違うんですか?

A:学校教育法で定められ、幼児の「人格の陶冶」を目指す教育機関が幼稚園です。児童福祉法に定められ、何らかの理由によって充分な保育が受けられない乳幼児を保育する児童福祉施設が保育所(園)です。

Q32:最近の保育園って保育内容がひどいと思うのですが?

A:「待機児童解消!」の大義名分のもと、ひどい保育内容がまかり通っていると現場の保育者から嘆きを聞かされることが増えましたね。預かることが優先の行政が問題かと思われます。

Q33:預かり保育と延長保育って違うのですか?

A:「預かり」とは本来の保育が終了後、親御さんとの契約で、別途に決めた時間でお子さんを預かることです。「延長」とは通常保育時間と同一の指導案や教員によって、保育時間の延長をする場合です。世間一般では、呼称をはっきりさせないで、ベビーホテルと変わらない「預かり」が横行しています。

Q34:働きながらの子育てって可能なんですか?

A:一部の優遇された職場の話というのが現実ですね。産休や育児休業が融通しあえる社会が形成されてこない社会構造では難しいですね。体力のある人、子育てを手伝ってくれる親族がいる人、夫婦の協力が明確にある人、などは可能になっていますね。

Q35:働きながらの幼稚園って可能なんですか?

A:年休や産休や育児休業が楽にとれる職場では充分可能ですね。体力のある人、子育てを手伝ってくれる親族がいる人、夫婦の協力が明確にある人、二重保育が可能な人なども可能ですね。

Q36:幼稚園って園によって言い分ややることが違うのはどうしてですか?

A:幼稚園ごとに「建学の精神」や「教育方針」があり、地域実情や園長、毎年の子どもも異なりますので、同じ方が変かと思います。現在の幼児関係施設の問題点は、経営での利益意識が優先して、教育経営の本音が見えにくくなっていることでしょうか。理事長や園長にお会いになって質問したり、ご意見を伺ってみることでしょうか。

Q37:いろいろあるので、4月に入園した幼稚園を6月から他の園に変えたいのですが?

A:2ヶ月の間に何があったかによりますが、まずは学級担任や園長とじっくりお話になりましたか?我が子の言い分を鵜呑みにしていませんか?親同士のもめごとの場合はしかるべき人に間に入ってもらって話し合いをしましたか?まずは、きちんとコミュニケーションをとることです。子どもさんが忘れさられるような軽率なことはしないでください。

Q38:幼稚園や保育園のバスはシートベルトや非常口はいらないんですか?

A:「幼児専用車」は道路運送車両の保安基準で、非常口の設置が義務になっています。しかし、シートベルトやチャイルドシートはつけなくてもよいことになっています。世間常識とはちがいますね。

Q39:幼稚園協会って信用できるのでしょうか?

A:幼稚園の業界団体ですが、当園は平成16年度に退会していますので、コメントできる関係にはありません。しかし、藤沢市私立幼稚園協会は退会した当園の情報を平成17年から7年間、インターネットに放置していました。歴代の関係された会長さんから、侘びすらないのが実情です。県連合会でも、バス停での取り決めがありながら守られていないようです。みなさん、どうお考えになりますか。

その他(Q41~Q42)

Q41:幼児を中学生(姉)に預けて、5時からの早朝パートにいきたいんですが?

A:感心しません。お子さんが朝目覚めたら安心できる景色がお姉ちゃんにつくれるでしょうか。形ではない安心が朝にあってこそ1日が楽しく始まるのではないでしょうか。

Q42:MBA資格を取りたいのに子どもがじゃまなんですけど?

A:ご質問の意味が理解できません。MBAとお子さんを天秤にかけるという意味でしょうか。子どものために時間が取られるのは嫌だとは?あなたはなんのためにお子さんをつくられたのですか?お子さんはどう感じているのでしょうね?本当に嫌ならば、早い段階で児童相談所にご相談ください。お子さんもあなたも両方が不幸です。

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